【超簡単!】エアコンのにおい除去が20円でできる裏技!
エアコンのにおい除去で、このツイートが拡散され話題となったのをご存知ですか?
最近エアコンつけるとよっさんと野田君を合わせた臭いがして内部クリーンやっても、フィルター洗っても取れないから電話して聞いた。そしたら、
— 凶暴パンツ@日本全国のエアコンお掃除業者を敵に回した男 (@kyouboupant) 2018年7月7日
窓全開で16℃で1時間つけろと。
試したらウソのように臭いが消えた(・・;)
同じ症状で困ってる人いたらやってみ(^^) pic.twitter.com/OLBrAHnZep
@kyouboupantさんによると、窓全開で16℃の設定で1時間エアコンをつけっぱなしにすると、エアコンのにおいがウソのように消えたということです。
しかもこれはメーカーでも推奨される「エアコンのにおい除去方法」なのです。
なぜこんな裏技が今まで出てこなかったんでしょうか。
この、においを取る仕組みとポイントについて、解説したいと思います。
なぜエアコンのにおいが消えるのか?
エアコンのにおいは、エアコン内の色んなところについたにおいが、吹出口を通って風に乗って吐き出されていることが原因です。
このにおい除去の方法は、エアコンを最低温度で冷やすことによって、エアコンの熱交換器(アルミフィン)についた汚れやにおいを、結露させた水と一緒に外へ追い出すという仕組みです。
低い温度で冷やすから、たくさん結露するというところがポイントです。
言葉で書くのは難しいのですが、これと同じ仕組みを利用したエアコンお掃除のPR動画を発見しました。
日立の白くまくんの中上級機種に搭載された「凍結洗浄」という仕組みです!
- アルミフィンを冷却させて結露させる(ホコリや汚れを水と一緒に固める)
- アルミフィンを温めて水を、ホコリ・匂いとともに落とす
Aのアルミフィンを温めて...という部分は普通のエアコンでは無理なのですが、フィンを結露させて水を多く作って臭いを取るというところは同じです。この方法ならエアコンの機種にかかわらず、どんなエアコンでもにおい対策ができます。
そして、窓を全開にするというのにも理由があります。
エアコンは設定温度になるとその運転を自動的に止める、もしくはセーブする機能が付いているので、窓を開けっぱなしにすることによっていつまでたってもその設定温度にさせない(=エアコンをフル稼働で動かし続ける)というのも一つのポイントです。
エアコンのにおい除去のポイント
- 窓を全開にする
- 最低温度で1時間回す
少し脱線しましたが、やることはたったこれだけ。1時間で臭いが消えない場合はもう少し延長して回してみましょう。
ちなみに、風量は「微風」の方が効果が高いです。せっかくできた結露を少しでも蒸発させないためです。
どんな種類の匂いが取れるのか?
- カビ臭
- 生ゴミみたいな悪臭
- タバコの臭い
- 雑巾の臭い
- 酸っぱい臭い
- これらが混ざった独自の臭い
エアコンから出てくる臭いはこんな臭いが挙げられますが、このあたりは取れる、軽減できる可能性があります。
ただし、カビのにおいはフィンではないところにもついていたり、やや厳しいかもしれません。(ツイッターでも、「カビの臭いは取れない」という声も)
要するに、フィン(とその先のドレンパン)ではないところの臭いを取るのは難しいということです。
電気代はいくらかかる?
東京電力の1kWh単価が26円で電気代の計算をしてみると、一般的な10畳用のクーラーを1時間使用で20円。
ただし、窓を開けっぱなすことを考えると、ずっと設定温度にならずにフルパワーで運転することになるのでもう少し消費電力はかかると考えられます。だとしても30円はいかないでしょう。
少し電気代はかかりますが、効果はかなり期待できるので臭いに困っている方はまずやってみましょう!
その他注意するポイント
ドレンホースが詰まっていないか確認
このにおい除去方法は、一気に多くの結露水が外に出ていくので、水を排出するためのドレンホースがつまっていると、室内に逆流してエアコンから水がボタボタ...ということもありえます。
ドレンホース用サクションポンプ
掃除道具はこんなので、中に入っているゴミを吸い取り、取り除くことができます。
ファンやカビ臭いにおいは取れない
この方法は、主にフィンについたにおいや汚れを取ることなので、デメリットはフィン以外の臭い・汚れだと対応できないということです。
他に汚れが大きいところといえば送風するところ「ファン」。ここにもカビや汚れがたまりやすいので、臭いが除去できていないとすればここを確認してみましょう。おそらくかなり汚れているはずです。
これでもエアコンの臭いが除去できないときは?
上でも書いたように、この方法は万能ではありません。ツイッターの話題の中でも、「カビの臭いは取れない」という声が多くありました。
まだ臭いが完全に取れていないとすれば、カビがまだ取り切れていないこと、ファンやその他のエアコン内がかなり汚れていることが想像できます。
この機会に掃除しましょう。
ファンはここ
ただし、エアコンのファンはルーバーの向こう側にあるため、かなり掃除がしにくく、養生など専門的な技術だったりと手間もかかります。
臭いがするレベルではエアコンの汚れは赤信号に近いので、専門業者によるお掃除も検討しましょう。
業者のお掃除の値段は1万円前後〜ですが、素人ではできないところまで分解してお掃除してくれるため、やってみる価値はありますよ。
こちらにおすすめの大手お掃除業者の値段をまとめてあるのでチェックしてみてください。