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山つなみ

昔ある所に、木こりの兄弟がいました。兄は働き者でしたが、弟はおしゃべりで怠け者でした。
二人は毎日山へ出かけては、木を切っていましたが、弟はすぐ怠けて草むらにゴロリと横になっていました。
昼になり、弟が弁当の包みを開くと「またソバ団子か、こんなまずい物はもう食いあきた」と、ソバ団子を放り投げました。
弟はため息をつきながら「あぁあ、金が欲しいよお~!」と不平を口にすると、突然眩しい光と共に白髭の老人が現れました。
驚く兄弟に、白髭の老人は「ワシは小判の精だ。ここにあるクルミの実のうち、どちらか白い実の入っていた者に小判のありかを教えよう」と告げました。
欲の深い弟は、真っ先に一つのクルミをひったくり、石で割ってみると中には黒い実が入っていました。
兄が残っていたクルミを割ってみると、中には白い実が入っていました。それを見た弟は歯ぎしりして悔しがりましたが、気の優しい兄は「小判は明日一緒に掘り出そう」と言って、弟に小判のありかを教えてあげました。
その夜、兄がぐっすり寝込んだ頃、弟はこっそり起き出して小判の埋めてある場所である山神さまの祠に向かいました。
一人で夢中になって掘っている間に、空は大風が吹き大雨が降りはじめました。やがて、弟は小判のぎっしり入った瓶を掘りあて「これは全部ワシの金だ、誰にもびた一文渡さんぞ」と狂ったように叫びました。
その時、山頂に雷が落ちたかと思うと、轟音と共に山津波が起こり、あっという間に弟も小判も呑み込んでしまいました。弟を亡くした兄は「小判なんかどうでもよかったのに、惨い事だ」と寂しく言いました。
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