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千駄塚

昔、下野(しもつけ)に、牧の長者という骨董好きな大金持ちが住んでいました。
その頃、陸奥の国にもたいそうなお金持ちの商人がいて、貴重な荷物を運ぶ途中、長者の屋敷に一晩泊めてもらう事になりました。
長者と商人は、お互い和やかにご馳走をいただきながら、お互いが好きな骨董話に花を咲かせていました。
やがて、長者が持っている不思議な「鶏の掛け軸」の話になりました。この鶏の掛け軸は、巨勢金岡(こぜのかなおか)が書いた名品で、夜明けになると鳴くという不思議な物でした。
この話を信じられなかった商人は、この話が本当かどうか、商人の荷物で賭けをすることにしました。
しかし商人の予想ははずれ、翌朝に本当に鶏が鳴く声を聞きました。商人は約束通り千駄(千頭の馬)の荷物を牧の長者に与えて、すごすごと陸奥の国へ引き返していきました。
貴重なろう(ソウロクの蝋)を全部とられた商人は、悔しくてたまりませんでした。
それから何日かたって、再び商人が千駄の荷物を引いて長者の屋敷に現れました。「もう一度、鶏が鳴くかどうか、この千駄の荷物と賭けをしたい」と申し出た商人に対して、長者は快く賭けに乗りました。
その晩、商人はこっそりと掛け軸の鶏の首に、深々と釣り針を刺しこみました。
翌朝、鶏は鳴かず、賭けに勝った商人は荷物を取り返し、代わりに馬に乗せてきた瓦の破片(かわらけ、つまりガラクタ)を置いて揚々と帰って行きました。
長者は、商人が去った後に鶏の首に針で刺された傷跡を見つけ、商人の悪巧みだったことに気が付きました。
「つまらない賭けにのったばかりに、かわいそうなことをした」と自分を戒めた長者は、商人が残していったかわらけで小高い塚を築きました。その後、この塚は「千駄塚」と呼ばれるようになりました。
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