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雷様の病気

昔、下野の国の粕尾(かすお)に天下に名高い智玄和尚(ちげんおしょう)という医者がいた。
ある夏の日の昼下がり、和尚が弟子と歩いていると、にわかに空が掻き曇り、大粒の雨が降り出した。やがて近くに雷も落ちはじめ、和尚は大急ぎで寺へと帰った。
さて、寺に帰った和尚であったが、雨戸も閉めずになにやら雷鳴に耳を傾けている。「ほほぅ、この雷様は病気にかかっとるわい。」
さすがはその名を天下に知られた名医、雷鳴を聞いただけで、雷様の体の具合まで分かってしまうのだ。
その晩、和尚が寝室で寝ていると、果たして昼間の雷様が和尚を訪ねてきた。雷様が言うには、和尚の見立ての通りここ数日具合が悪いのだそうだ。
そこで名医と言われる和尚に、治療を頼みに来たのだった。
和尚は雷様を寝かせると、雷様のお尻とお腹にお灸をすえた。あまりのお灸の熱さに暴れまわる雷様だったが、お灸が終わってみれば体も軽くなり、病気もすっかり治っていた。
喜んだ雷様だったが、何しろ天下に聞こえた名医、いったい治療代をいくら請求されることやら心配していた。すると和尚はこう言った。「金はいらん。
その代りにお前にしてほしいことが二つある。」
一つは、今後ここ粕尾には雷を落とさないこと。もう一つは、大雨のたびに洪水を起こす粕尾川の流れを山側に移すこと。
これを聞いた雷様は、お寺から家々に雷除けのお札を配れば、そこには雷を落とさないと言い、また川を移してほしい場所にサイカチの木を目印に植えるよう言い残して天に帰っていった。
そこで和尚は雷様に言われた通り、寺からお札を配り、村の人々を集めて山のふもとにサイカチの木を植えた。
するとその日から七日七晩雨が降り続き、七日目に雨が上がると、何と元の粕尾川は干上がり、山側のサイカチの木の横に流れを変えていた。雷様は立派に和尚との約束を果たしたのだ。
それからというもの、粕尾の里は洪水に悩まされることもなく、落雷の被害も無くなったということだ。
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