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鶴の子観音

栃木に日照りの夏も水枯れの冬もこんこんと水が溢れて村の田畑を潤す池がありました。季節かまわず雪の中でも睡蓮が咲き、
ほとりの黒松の大木にはどこからともなく一羽の鶴が舞い降りて子育てするとても不思議な池でした。
村人達はそこを観音様の池として大事にするという戒めを何百年も代々受け継いで守っていて、夏に水遊びに興じる子供たちも決して池を汚す粗相をする者などいないのでした。
ところがある冬の晩、4人の若者が肝試しの羽目を外して池の鶴の卵を盗んでしまいました。卵を小屋で煮ていると、
吹雪とともに知らない老人が戸口に現れて4人の名前を呼び、赤子の頃からお前達を知っていると言いました。そして、
お前達のせいでもう村には緑も花も無くなる、先祖の苦心も水の泡だ、と言い残すと雪に足跡も残さずに消えてしまいました。
怯えた若者達があわてて巣に戻した卵を、鶴が何事も無かったかのように温め続けるのを前にして、
奪ってしまった命や観音様に詫びる気持ちを込めて4人は交代で水ごりを始めました。極寒の池の中で命の瀬戸際まで水ごりを続けること百か日目、祈りが通じたのか、なんと茹でたはずの卵から鶴のヒナが孵りました。
こうして春を無事に迎える事ができ、若者から話を聞いた村人は池のほとりのお堂を改めて建て直し、鶴の子観音として末長くあがめたという事です。
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